owatax's blog

ニコニコのブロマガから引っ越しました。

音MAD雑アダン 議事録メモ #2

Q. これ何?
A. 以下の放送のログです。


●関連記事
音MAD雑アダン 議事録メモ #1
音MAD雑アダン 議事録メモ #2
音MAD雑アダン 議事録メモ #3




#58:56 これは装飾を全て排した音MADだと思ってます



R.ボ.オ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ボ「補足すると、M.C.ドナルドの裏で最終鬼畜流してるだけです」
ボ「でも、何となく合ってるように聞こえる部分もあるんだよね」
オ「偶然性に価値を見出すかどうか。見出す人にとっては音MADかもしれないけど、見いだせない人にとってはノイズです

(※音楽における『ジャンル』とは市場で売るためのパッケージングである、という話題を受けて)
#59:31 じゃあ音MADか否か、もパッケージングの為、とはできないかな?
#59:53 音MADでパッケージングされた動画
#1:00:32 音MADとして見てもらうか見てもらわないかのために音MADの定義が存在してるってことはない?
R「『伸びる動画』として音MADを作ってる人は、そういう定義を持っている可能性がある」
R「古典的な音MADを作り続ける人たちもそう思ってる、かもしれない」
R「商業音楽の話と絡めると、『そうである』って認識が他の視聴者で固まったら、パッケージングされてるんじゃないかなって思う」
R「今の動画は、そういう人たちに聞かせたら音MADだと思わないんじゃないかなって思う」

ボ「ただ、今俺が『裏でM.C.ドナルド流してるだけ』って説明したから分かるかもしれないけど、そう気づかなければただ単に『雑な音MADだなぁ』って思わない?」
オ「思う。思った。」
R「思った。けど…」

●『まだ音MADじゃない』
R「例えば、ピアノを練習してる小学生が同じところ何回も弾くじゃん。」
R「音楽かなぁ……って言われたらちょっと迷うじゃん。下手な音MAD聴くのもそんな感じ
R「頑張ってるね、とは思うけど…音MAD作りたいんだ、ってのは分かるけど…」
R「まだ音MADじゃないかなぁ、って思う」
ボ「『まだ音MADじゃない』っていう新しい概念出てきちゃった

#1:04:00 合作提出したらまだ音MADじゃないと言われて拒否されました
R「主催者とあなたの音MAD観の差なのでしょうがないです」
オ「音楽性の違いなんで解散してください」

#1:04:16 投稿した時点で出来上がってる(変化し得ない)から「まだ」って表現は微妙かも
R「そこが難しいなと思って。演奏は練習なんだけど、作曲やイラストだと練習中でも曲は曲だし絵は絵なんだよなぁ
R「ただ曲や絵と比べると、素朴な部分での音MAD、直感的な音MADの定義はそれよりも弱いような気がする」

#1:04:27 「音MAD」ってジャンルが一つの集団への帰属意識の表れなんじゃないかと思い始めた
R.オ「それはある」



#1:01:05 製作者が音MADですって言っていればもうそれは音MADにしちゃっていいんじゃないの??
オ「それはそれで正解」

#1:05:43 音MADの定義を曖昧にしすぎると荒らしの抜け道になるのが怖いんですよね
R「それは実務的な視点で凄く新鮮」

#1:07:12 一回「音MADを定義する必要性」を問いたい、ここから個人で違いがありそう
オ「ありません」
R「必要性はないです。」
R「ないですが、か動画を見た時に『音MADっぽいな』って思った人は暗黙のうちに(自分の中で)定義されてるので、それは自覚してください
R「『意味ないよ』って思ってる人でも、垣根を作ってない訳ではない」
R「垣根が作られている以上『それがどの辺にあるのか』って言うのを考えておくと、他人との衝突が減ります。また合作で提出したら拒否されたってことも減ります」

#1:08:00 定義はあるとして他人とすり合わせる必要はまったくないと思います
R「もちろんです」
R「他人とすり合わせたいのは僕たちの方であって、皆さんに押し付けようとは思いません

#1:08:14 そういえば人力ボカロだけの動画は音MADじゃないって人が一定層いて怖いんですけど御三方はどう思いますか? 私は音MADだと思います
#1:58:57 人力ボカロは音MADだと思うけどUTAUは音MADじゃないと思う、思うけど難しい

オ「モノに依る。最初からボカロないしUTAU用音源として作られたようなものを使って作ったものは、音MADでは無いと思う」

ボ「人力ボカロとUTAUの違いってなんだろう」
オ「凄く個人的な趣味嗜好で言うと、『UTAUを使った人力ボカロ』と『それ以外のもの』は区別して欲しいかなって思いはある」
オ「UTAU使っちゃうとどうしてもUTAUの音になっちゃうから…そういう宗教上の理由で分けたい」
R「耳で聞いて分かる?」
オ「分かる、UTAUの音は一瞬で分かる」
オ「UTAUだけの動画は、音MADじゃなくて『ジャンル:UTAU』じゃん、って思っちゃう節はちょっとある」



#1:09:59 じゃあこれも音MAD?


R「元々音程が不安定なままリリースされた音源を、上手くしたパターン」
オ「これはミックスの領域のような……?」
オ「あぁでもそうか、一回リリースされたものを後から補正する、っていう意味で再加工の定義には当てはまるのか」
R「そこの部分だけで抽出すると、『非公開版ふたりのきもちのほんとのひみつ』とか、『歌詞を間違えるシリーズ』とかと本質的には変わらない。」


R「手法に注目しちゃうと確かに音MADっぽくなっちゃうんだけど、直感的には違う!
オ「ちゃんと読み解くと確かに音MADっぽくなっちゃう」
ボ「非公開版、10選に入れようとしたんだよなぁ」
#1:12:29「クラシックCDにマキシマイザかけて音圧上げて楽しんでるのと同じレベル」
オ「それはちょっと違う…?」
R「Bootlegともちょっと違う遊び方だなぁと思う」

#1:12:53 編集してりゃいいってもんじゃないと思う
#1:13:01 目的が違うと思う、それが視聴者にもわかりやすく伝わってる感
R「直感的にはそう思う」
オ「音MADとして作ってるわけではないし…」
R「目的が大事なのかなぁって」
オ「これを『音MADです』と表明された上で、音MADっぽい映像を付けられていたらもしかしたら音MADにより近くなるのかもしれない」

#1:13:27 Hello Windowsも音MADとして作ってないでしょ
R「うん」
R「だから、『音MADとして作っている・いない』が何故大事なのかがまだ説明出来てないんだよね」

オ「『音MADとして作っている』はバヤリースのパーセントはどれだけ上げるって話」
R「しかも、それが表示がどうこうって言うよりは飲んだ感じどうか」
オ「(音MADとして作っているかどうか、ということは)音MADジュースを飲んだ時にどれだけジュースっぽく感じるかって言うのを、『音MADとして作っています』と表明することで香料的に風味付けしてる、イメージそんな感じ」
R「そんな感じ」

#1:14:26 音MADとして作ってないかが大事ってことは、音MADの概念がなかったニコニコ以前は音MADなかったことに
R「なると思います」
オ「『音MADという単語が無かったからといって音MADが存在しなかった』というのは乱暴で、再定義しても別に良い。仮に音MADっぽい動画が過去にあったのであれば、それは今の言葉で『音MAD』って言い直しても良い」(※コメントの趣旨とズレたこと言ってます)

#1:14:49 macho gangは映像まで音MADっぽいけど音MADとしては作られてない気がするし難しい


ボ「音にそれっぽい映像を当てている」
R「でもそれミュージックビデオの基本的な手法じゃないかな~」
オ「今の言葉で再定義すると『音MAD風味』に近いかもしれない」
ボ「やってること自体は凄く音MADっぽい」

#1:14:22 音MADとYTPMVは別?
R「素朴には内包関係だと思ってるけど…」
オ「成り立ちは違う、けど今はほぼ一緒だと思う」



●広義の音MADと狭義の音MAD
オ「一回個人的な音MAD観を表明しておきたいんだけど…」
オ「個人的な音MAD観は既に一回完結しちゃってて。ただR.M.さんの音MAD宇宙論への反論を見て思い直してる最中なんだけど……」
オ「自分の中では『広義の音MAD』と『狭義の音MAD』っていう解釈の仕方で。」
オ「広義の音MADは宇宙。古今東西あらゆるものを音MADとして捉える
オ「狭義の音MADは『所謂音MAD』。細かい定義は多少詰めるにしても、原曲が合って、それに素材が乗っている。みたいな
オ「この2つの捉え方で個人的には全部説明出来ていて。『これ音MADじゃないんじゃね?』って思ったものはとりあえず広義の音MADに全部突っ込んじゃって、『これは音MADだよね』って自信を持って思えるものは狭義の音MADの方に入れておく。そういうイメージ」
オ「ただ、そこで思考停止しちゃってたから、反論を読んで思い直してる最中」

R「新聞を切り貼りして音MAD(仮にそれを音MADとする)を作ったとして、それは宇宙に入る?」
オ「それは音が無いから音MADには入らない」
R「少なくとも音はいる、と」
ボ「だから、音MAD宇宙論では『宇宙でも音が存在することが発見されていた』という話が重要だった」
オ「何かしら音が発生した時点で『4分33秒』を原曲とした音MADが成立する、というのが音MAD宇宙論における『広義の音MAD』としての定義
R「この広義と狭義の間はグラデーション?」
オ「グラデーションですね」
R「グラデーションだと定義してないのと変わらないんじゃないかなぁ…?もうちょっと内側に線引きませんか」
オ「だからこそ、この考えを最近改めている」

※この辺りの感覚は以下のニュトーイさんのツイートが物凄くイメージに近いです。
#1:20:53 音楽に合わせたものじゃなくても音が編集されていて音声がメインなら音MADだと思ってるひともいるよね
#1:20:56 「音が必要」って感じに100%共通認識取れそうな要素を見つけていくのも良さそう
R「全員の認識から、『論理積(最小の共通範囲)』が狭義の音MAD、『論理和(最大の共通範囲』が広義の音MADなのではないか
R「ただ、論理積空集合だった時が怖い。Aさんが音MADだと思っているものが、Bさんにとってはそうではない、ということがもしかしたらあり得るかも。みたいな」
R「そっちが空集合だと、皆が同意出来る要素から音MADの定義を詰めるのは厳しい。そうすると宇宙論になるのもしゃーない」
R「そうなると、共通認識ってやっぱり『音が鳴ってる』くらいしかないのかも」

R「ただ……音MADの映像を無音で見た時に、『あ、音MADだ』って思わない?」
オ「それ関連で言うと、最近の映像技術が高まってる音MADほど『音MADっぽい映像』じゃなくなってきてる。っていうとこで、音MADという言葉で全てを語るのは不可能になってる説はある」



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