音MADのリアルイベントを開催したいあなたに……(会場/機材関連)
年内に書き切るために前置きとかは全部すっ飛ばします!
この記事では以下のトピックごとに、リアルイベント開催時に意識しておくことや必要な知識について振り返ります。
- 会場選定&契約関連
- ハードウェア
- ソフトウェア
※関連記事は nerdtronics2タグ より参照ください。
■会場選定&契約関連
一番ハードルが高い部分ですね。そもそもどこで出来るのかの下調べが一番取っ掛かりが無くて難しいと思います。
実際にイベントを行うにあたっての候補として、大枠としては以下のものが上げられると想います。用途や規模感に応じて適切なものを選択してもらえれば良いかなと。
- イベントスペース
- 貸し会議室
- ライブハウス
- クラブ
……とはいえ、自分自身上3つに関しては全く知識がないのでnerdtronicsの会場として用いた「クラブ」について掘り下げていきます。
◆そもそもクラブって何?
クラブ行ったこと無い人からしたら謎の空間ですよね。
個人的な所感にはなっちゃいますが、一言で言うと大音量で流れる音楽を聞きながら各々思い思いに過ごす空間なのかなと。
音に合わせて身体を揺らしてみてもいいし、静かに聞いてても良いし、知り合いがいるなら音楽を聞きながら談笑しても良い。そういう場所だと思います。
※ちなみに(読まなくていいです)
クラブ自体は大別すると「チャラ箱」「音箱」の2つに分けられるんですが、一般的にクラブと聞いてイメージするのは残念ながら前者が多いんじゃないかなと想います。
「なんかウェイ系の人がナンパする場所なんでしょ?」みたいなイメージは完全にチャラ箱のものですね。自分もチャラ箱は怖いので1回も行ったことないです。音MAD作者的にはサンプリングミュージック系のイベント(WHATEVER WAVES等)や、アニクラや音ゲー等の特化型イベントなんかが比較的相性良いのかなと思います。それこそアイマスなんかはアイマス特化型の非公式イベントとかもあるので。
あるいは既に好きな音楽ジャンルがある程度定まっている人ならジャンル特化型のイベントを探してみると面白いと思います。自分はナードコア/Chiptune/Drum'n'Bass系のイベントにたまに行ってます。
◆クラブ選定
自分がたまに行く場所を中心に、nerdtronics開催時に調べた候補地を上げていきます。
- 小規模(~40名)
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- 料金: 土日6万円~(開催時間短縮に応じて減額)
- キャパ: 40人強(現在はコロナ対策で30人まで)
- 初代nerdtronicsの開催場所。
- 小箱なのに異様に音が良い、
ウォーターサーバーで無料で水が飲める、
ビールを始めお酒が美味い、
ソファや漫画も充実、
店主のエージさんが滅茶苦茶いい人
……と個人的にかなりお気に入りのお店です。着席前提のテーブル配置とかも出来るようなのでオフ会用途でもオススメ。
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- 料金: 土日2万円~
- キャパ: 20人強
- 用途としては小規模DJイベント向けなので、音MADイベントとしてはあまり適してないかも(そもそもがBarなので)
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- 中規模(~100名)
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- 料金: 応相談
- キャパ: 70人
- 2021年に出来立てほやほやのクラブ。DJブースに配置された車のフロントバンパーが特徴的。
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heavysick ZERO – Music & Show & Rental Space
- 料金: 土曜8万円~、日曜7万円~ (デイタイムの場合)
- キャパ: 体感100人前後
- 「メインフロア80人、ラウンジ70人で計150人」って書いてあるけどそんなに入れたかな…?
- メインフロアとラウンジが完全に分離している(ラウンジ上でメインフロアの音や映像は流せない)ので、音MADイベントにはあまり適してないかも。(勿論DJ用の箱としては凄く良い場所です)
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- 大規模(100名~)
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- 料金: 土日6万円~
- キャパ: 130人(4F), 160人(6F)
- 大阪日本橋のオタク・エンターテイメント・バー。
- いや160人入れる箱が6万円で借りれるのおかしくない!?(東京が高すぎるだけなのか…?)
- 関西方面でやったるぞ!って気概のある人いたら是非連絡ください!
- 超大規模
◆会場の借り方
殆どの場合、会場レンタルに関する情報が各クラブのホームページ上に載っているのでそこから辿っていけばOKです。
基本的には
①メールで連絡→開催日程の調整
②対面で契約書面にサイン
の流れになると思います。
中規模以上の会場の場合、利用料の支払いはイベント終了後の箱が多いので纏まった現金を用意する必要はあまりないかも。
※一般参加者の入場料と相殺した上で、後から過不足分を支払ったり受け取ったりします
■ハードウェア
ここまでで大分長くなっちゃった。必要最低限の機材知識に関して上げていきます。
◆PA
Public Addressの略で、各種アナログミキサーやスピーカー、マイク等の配線や音響調整を行います。
原則クラブ専属のスタッフ側で対応してくれる範囲なので知らなくても大丈夫です。
ただ最低限として以下の辺りは抑えておいたほうが良いでしょう。
- 音響機器の脱着を行う際は必ずミキサー上の音量(LEVELorGAIN)を0にする
- 店側で指定されたLEVELを超過させない
※多くの場合、ミキサーのレベルモニター上に上限値を示すシールが貼ってあるのでそれを見ながら判断すると良いです - マイクをボンボン叩かない(スピーカーに負荷が掛かります)
- マイクは店側で定められた場所に置く
※PAを詳しく知りたい人はサウンドハウスの特集ページとかを見ておくと良いと思います。
https://www.soundhouse.co.jp/howto/pa/
※アナログミキサーの例
ぶっちゃけアナログミキサーの操作に関してはReaperとEQが使える人なら大体分かると思います。(Reaperのミキサー画面がそもそもアナログミキサーを模したものなので)
◆DJ機器
ここに関してはDJをやりたい場合のみですね。
DJイベントをやるくらいならDJ機材の心得くらいはあると思うので詳細は割愛します。
※そもそもの音MAD-DJのやり方等については追って別の記事で解説する……はず。
※nerdtronics2では事前に機材の配線イメージを共有してました(当日の設営をスムーズに行えるように)(ただ当日は想定と配線が異なったりしたので結局アドリブで何とかしました)
DJ機材の扱いに不安がある場合、都内の貸しスタジオや練習会とかに行って実際に触ってみると良いと思います。(あんまりお行儀よくないけど都内の大手楽器店とかにもたまに置いてます)
■ソフトウェア
この辺りは各々好きなものを使えば良いと思います!
結局のところやること自体はニコ生とかの配信と同じなので、配信関連のノウハウがある人に頼ると良いと思います。
◆nerdtronics2での利用例
音MAD-mix上映用のWindowsPCを1台(owataxの方で)用意し、OBSのプレビュー画面を用いて各種動画類の上映を行ってました。
ここに関してはVLCとかの動画プレーヤーでそのまま流しても良かったんですが、
- 字幕の表示、画像のオーバーレイ等でプロジェクターをリッチに表示出来る
- Twitterのハッシュタグ表示などもリアルタイムに出来る
- オペレーションを「シーン切り替えのみ」に集約することが出来るため、操作の簡略化が図れる(操作が簡単なので他の人にも依頼しやすい)
- OBS自体を使える人が多い
辺りの理由で採用しています。
結構イベント直前に慌ててセットアップしてます。
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終わり!!
リアルイベント開催してみたいな~って人は@owatax00まで連絡もらえればサポートします!!