owatax's blog

ニコニコのブロマガから引っ越しました。

音MDM後記 (act2)

こんばんは。私です。

音MDM後記 (act1) の続きです。この記事では自分の担当パートについての解説などを。
招待されてからコンビ結成までの流れ、制作時の進め方などについてはact1からどうぞ。


▲これの解説記事です。


★効果音カットアップパート(#0:00~#0:15)
なんやかんやで8年前から作ってるので慣れきっていたお陰でスムーズに制作が進みました。
ドリームマッチ感を出すために大別して2つのパートに分けようと思い、2÷すさんがソニックのアレンジ曲を発表していたこともありマリオとソニックで作ることに。

前半部分はマリオをベースに以前から集めていた素材をフル活用して構成。一瞬しか映らないので分かりにくいですが「マリオブラザーズ」「バルーンファイト」「ドンキーコング」「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオワールド」「スーパーマリオ64」の素材で構成してます。

後半部分はソニックをベースに。前々からソニック素材で作りたいとは思ってたのでそういう意味でも良い機会でした。
メガドライブソニック1~3+ソニックCDをソースに使用。映像素材にはソニックマニアのものも使用しています。

また、画面構成面では、スーパーマリオブラザーズ30周年時に頻出したレイアウトを強く意識しています。


このイメージをベースに2÷すさんの世界観に合うように調整し、現在の形に仕上がりました。


biimシステム・Seyanaパート(#0:16~#0:23)
前々から「biimシステムで音MADを作る」ネタは温めていたのですが、ようやく日の目を浴びせられました。(零さんの原西MADで完璧なものを提示されてたので単純にそれで満足してたのもありましたが)

素材としては「何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン」こと「Seyana.」を採用。音MADの定義がなんやかんやとか以前よく言っておりましたが、「もともとが音MADっぽい曲」をソースに作って捻くれ精神をねじ込みました。元々台詞合わせされた音声を再度台詞合わせで再構築しています。



ちなみに余談なんですが、「Seyana.」は去年の冬コミから同人誌が頒布されており、音源データとイラスト素材が合法的に手に入ります。非営利でならクレジットを記載することで自由に使えるようなので、このパートに関しては(裏の効果音を抜けば)完全合法音MADです!ヤッター!


biimシステム・ウメハラパート(#0:24~#0:31)
前パートからの続きで(ボイロ実況のノリで)ゲーム動画を使おうと思い、そのまま流れでウメハラに。
「Seyana.」原曲の展開通り(?)、有名実況者を目指す結月ゆかりさんがウメハラにボコボコにされてしまう展開です。ウメハラ素材は台詞のメリハリがあったり台詞改変がしやすかったりと扱いやすくて良いですね。作ってて楽しかったです。


★具象化しりとり・説明パート(#0:32~#0:45)
台詞イントネーション作曲その1。ルール説明を行うパートです。

以前台詞イントネーション作曲合作で作った際は若干のケロケロ化をして補助していたのですが、以前M3かどこかでR.M.さんと話した際に「台詞イントネーション作曲でそういった補正をするのは邪道(※実際はここまで直接的な表現ではないです)」的なことを言われたので、今回は補正無しで戦ってます。台詞合わせだけです。

しりとり本編が始まってからは台詞イントネーション作曲を行っていないので、このパートでは「うっすら聞くと台詞イントネーション作曲になってる」くらいの存在感に留めてます。


★具象化しりとり・本編パート(#0:46~#1:01)
前々からやりたかった「音MADしりとり」。ネタ出しで大分悩みましたが、なんやかんやで上手いこと収まりました。
説明パートからシリアスに進めて、カワサキの「セッ○ス!」でぶち壊すのは規定路線でした。最後の爆発オチも同様。

「水爆」→「九遠第四加護(クーリ・アンセ)」→「セ○クス!(やめないか!)」→「カビキラー」→「ラーメンひとつ」→「ツクダオリジナルバトルドーム」→「ムワアアアアアア!!」→「あたま(が)」→「マグロ、ご期待下さい」→「逸見魔理男(いつみ・まりお)」→「お尻でーーー(す)」→「でもぉ」「お願いだから、ネネ良いだろ?」→「ロバート」→「鳥羽一郎ぬるぽ

しりとりは上記の順で流してます。流石に音MAD素材オンリーでのしりとりは難しかったのでちょこちょこ無理をしています。


★具象化しりとり・人類滅亡パート(#1:02~#1:00)
一番やりたかったパートです。長台詞での台詞イントネーション作曲を盛り込み、最高の状態でサビを迎えられるように構成しています。

また、このパートもケロケロ化などの補正は行わず戦っています。
台詞イントネーション作曲が「音楽のための技法」に寄っているなと思うところがあったので、「音MADのための技法」としても解釈してもらえるように、台詞合わせなどの面で音MAD的表現に近づけた形に仕上げました。

台詞の内容としては…
(以降ノーゲーム・ノーライフ第6話のネタバレが含まれるため白文字)
具象化しりとりのクライマックスとして、ソラが「マントル」「外核」「岩石圏(リソスフェア)」と惑星の表面を消滅させ、内核のみとなった惑星で、対戦相手のジブリールを追い詰める切り札として「クーロン力」を消滅させた後に説明を行う際の台詞です。

イチローのレーザービームによって惑星の表面だけでなくクーロン力まで破壊されてしまい(?)、地球破壊どころか極超新星(ハイパーノヴァ)まで起きてしまった…というようなストーリーです。破壊規模で言えば今回の企画で最大(?)。
2÷すさんのパートを「極超新星が起きる中で見る走馬灯」というように見えるように展開させています。

なお、当初の構成から結構改変の入ったパートでもあり、完成前の段階では盆踊りの打ち込みや2÷すさんの作ったカットアップが乗っていたり、フィルターのカットオフがサビの直前まで掛かっていたりしました。
ただ、2÷すさんから「最高に良いからそのままで聞いてほしい」と嬉しすぎるコメントを貰ったので、極力情報を削ぎ落として台詞イントネーション作曲一本で聞かせる作りになりました。一方的に尊敬してる人からこんなこと言われたら落ちない訳がないだろ!いい加減にしろ!

また、元々は作っていただいていた汎用ループの上に素材を乗せていたのですが、パート提出後に2÷すさんよりミキシング後の音源を頂いたので確認したところ「しりとりパート専用にトラックが書き下ろされている」と嬉しすぎるサプライズを頂きました。粋すぎませんか……

映像面においても…
当初はあくまで「ビルドアップ的な役割のパート」として作っていたため主張を抑えた「映画風字幕」の表現に留めていました。

しかしこちらも2÷すさんから「ドゥヴァン風字幕の方が良い」と助言いただき、現在の形になりました。結果的にフレンダ分解リスペクトっぽくなったのでそういった意味でも美味しかったですね。



大体こんな感じです。
多分読者の方が真に読みたいのは後半部分の解説記事だと思いますがそこは諦めてください!ノータッチなのでその他一切のことはわかりません!

(主にスケジュール面で)やらかしたことも多かったですが、最終的には心から参加して良かったと思える素晴らしいイベントでした。
主催・運営してくださった関係各位、共に競い合った参加者の方々、そして放送やアーカイブを見てくださった皆様、本当にありがとうございました。








P.S. 第二回の主催はやらないです。